※MQLAuth(エム・キュー・エル・オースと呼びます)
MQLAuthのイメージ
MQLAuthシステムは、MQLAuth社が提供している、EAやインジケーターに認証を書き込むことでコピーを防止するシステムです。
特徴的なのは、個人の開発者が導入するには敷居が高いサーバー認証を採用しており、MQLAuth認証が書き込まれたEAやインジケーターは、MQLAuthサーバーに口座番号が登録されたMT4(MT5)のみでしか稼働ができなくなります。
パスワード方式やコードに直接書き込む口座認証と比較すると高いセキュリティ機能を持っており、遠隔での利用停止、配布済ツールのアップデートを行っても認証はそのまま利用可能といったメリットがあります。(認証方式の比較記事はこちら)
動画中のPaypal決済機能についてはお尋ねください
MQLAuthの機能
MQLAuthの代表的な機能としては・・・
① 遠隔でツールの稼働を許可したり停止したりすることができる
② EAやインジケーターに利用期限や試用期間をつけられる
③ MT4のチャート上に遠隔で好きなメッセージを表示
④ ツールのアップデート時にチャート上に自動で通知が届く
上記のことができるようになります。
従来の、mq4ファイルに口座番号を直接書き込む方式を使ったことがある方ならご存知かと思うのですが、この方式の場合・・・
①お客さんからMT4の口座番号を聞く
②mq4ファイルにMT4の口座番号を入力してからコンパイル
③お客さんにEAを送付
という手順を、配布する全てのEA&インジケーターに1つずつ行なう手間がありました。
また、EAのアップデートやバグの修正などがあってアップデートする場合は、上記の手順をまた全てやり直す必要があります。
しかしMQLAuth口座番号認証システムの場合は、ブラウザから口座の登録・変更ができるのでコンパイルの手間はありません。
MQLAuth認証 実装代行サービス
MQLAuth社はBtoBの企業なので、個人向けに実装するサービスはありません。
そのため、MQLAuthを実装したい開発者さんは、MQLAuth公式のチュートリアルを見ながらご自身で実装する必要がありました。
1、口座認証機能(コピー防止)
2、一斉メッセージ機能(アップデート自動お知らせ込み)
3、個別メッセージ機能
4、無料お試し期間設定
口座番号認証機能(コピー防止)
口座認証の許可を出していないMT4ではインジケーターをロックします
MQLAuth管理画面から登録した口座のMT4はロックが解除されます
まずは基本である口座認証機能のご紹介です。
この機能があると、上記のMQLAuth管理画面に登録したMT4の口座番号でのみ動くようにできますので、万が一配布したツールが不正コピーされても動かすことができません。
従来の口座縛りの方法は、mq4ファイルに口座番号を書き込んでコンパイルして配布するという手間がかかるものでしたが、MQLAuthは管理画面から口座番号を入力するだけですので簡単にコピー防止ができます。
また、MQLAuth管理画面から口座番号を削除・変更することでツールの遠隔停止や期限延長の管理などもおこなえます。
また、上の画像では『こちらのインジケーターはご利用の口座では使用できません』と表示されるようになっていますが、このメッセージからお好きなURLへリンクを飛ばしたりもできます。
一斉メッセージ(アップデート通知)&個別メッセージ機能
この機能はインジケーターがはいっているチャート上に「一斉メッセージ」又は「個別にメッセージ」を表示する機能です。
メッセージにはリンクをつけることもできますので、そこからマニュアルや問い合わせ先、新商品への誘導もおこなう事ができます。
また、ツールの修正やアップデートがあった場合、MQLAuth管理画面からverを変更するだけで事前に設定しておいた「アップデートのお知らせメッセージ」と「新バージョンのダウンロードURL」を自動でチャートに表示する機能も備わっています。
無料お試し期間
無料お試し期間の機能は、SNSなどでツールを配布する場合にとても便利な機能です。
利用者がツールをダウンロードして、初めてチャートに適用した日から「◯日間無料お試し」のような設定ができます。
もちろん開発者様が毎回期限の設定や管理画面で設定をする必要はありません、期限は事前に設定した日数が自動で付与されます。
MQLAuth実装代行サービスお申し込み
シストレファクトリーの実装代行サービスはインジケーター(mq4)をシストレファクトリー預けてもらえれば、3日ほどの納期で口座番号認証を実装できます。
mq4ファイル1つにつき 11,000円(税込)
※上記とは別に下記のMQLAuth管理システム月額料がかかります。(5名までは無料)
※MQLAuthが出力するテキストはチャート上部と左下の2箇所です。この位置の変更には追加料金がかかりますので、EA・インジケーターのオブジェクトが被らない位置への変更をおすすめいたします。
申し込みフォームに入る前に、準備としてMQLAuthに登録(無料)して、MQLAuth_IDの取得をお願いいたします(所要時間3分程度)
MQLAuth管理システム月額利用料金
なお、MQLAuthは月額課金制です。(登録者5人までなら永久に無料)
MQLAuthシステムへの登録人数(縛る口座数)により毎月の利用料が決まる後払い方式です。
※毎月MQLAuth社から請求書が届きます。
MQLAuth登録者数 | 料金 |
5人まで | 無料 |
20人まで | 1650円(税込) |
30人まで | 2200円(税込) |
50人まで | 3300円(税込) |
100人まで | 5500円(税込) |
以降10人増えるごとに | 550円(税込)加算 |
※月末23:59時点でのMQLAuthシステム登録数(課金者数)で料金が確定します。そして翌月初旬にMQLAuth公式から請求通知が届きますのでPaypalまたは銀行振込にてお支払ください(後払いです)
※無料お試しで一時的に登録されるお客様の分は課金されません。(MQLAuth管理画面のマイページから有料へ移行手続きをされるまでは有料に切り替わりません)
請求通知発行から1週間時点でお支払いが確認できない場合は、MQLAuthシステム画面の編集・新規の課金ができなくなりますのでご注意ください。
MQLAuth実装サービスQ&A
MQLAuth管理画面
もちろん削除可能です。MQLAuthに登録されている利用者の口座番号を管理画面から削除すれば人数にカウントされなくなりますので、月額利用料を抑えることが可能です。
ただし、ツールの購入者はEA・インジケーターの使用ができなくなりますので、予告なしに削除するのはおすすめしません。
ご利用者様の「ツール最終稼働日(最終認証時間)」がMQLAuth管理画面上から確認ができますので、稼働がしばらく無いことを確認したら、チャート上に「口座停止中です。再稼働をご希望の場合はご連絡ください」のように個別メールの通知設定をしておくことをおすすめします。
ただ、多くの管理人様は3ヶ月程度の利用がなければ機械的に削除されているようです。再度利用したいの申し込みがあれば、口座番号を登録しなおせば再稼働しますので、大きな問題には繋がりにくいです。
※旧仕様(Build600以前)のmq4ファイルへの実装はセキュリティの観点からそのままでは実装ができません。
ソースコードに#property strictが付いていないmq4ファイルにつきましては、別途3,300円のコード修正費用が発生いたします。ご了承くださいませ。
お客様情報をMQLAuthの運営側が把握して削除する機能は現実的ではないため、実装の予定はございません
お試し期間中は月額料金の人数にはカウントされません。MQLAuthの利用料にカウントされるのは、管理者様がご自身でMQLAuth管理画面に登録された場合のみです。
EAやサインツールなどの登録数は無制限です。
ご自身でMQLAuthを実装される場合、ファイルが複数でもMQLAuth上には1つのインジケーターとして登録し、各ファイルからその登録情報を利用すれば、2つを1つのインジケーターとしてご利用できます。その場合、月額利用料も1つのEAに登録された口座縛り分でOKです。
(※ファイルをそれぞれ独立してMQLAuthに登録しますと、2つのファイルでしたら
2ファイル×口座縛り分の人数が月額料金としてかかってきますので、ご自身で実装される場合はご注意ください。)
なお、MQLAuthを実装代行サービスをご利用される場合の実装代金については、
実装するファイルの個数分の料金を頂戴いたしますのでご注意ください。
体験版機能の期限はインジケーターのソースコード内から変更します。
MQLAuth実装サービスをご利用の方でしたら、ご希望のお日にちをお伝えくだされば変更したものをお渡しします。(納品後1か月以内は無料で変更可能)
個別ユーザーごとの変更でしたら、MQLAuthの【ユーザー管理】画面より、期限を変えたいユーザーの【編集】ボタンをクリックし、【利用期限】の欄から変更することができます。
MQLAuthの【ユーザー管理】画面より、期限を変えたいユーザーの【編集】ボタンをクリックし、【利用期限】の欄から変更することができます。
元々インジケーターに設定してある体験版期間よりも、MQLAuth管理画面から変更した期限が優先されます。
特に変わりません。MQLAuthは口座番号で認証をおこなっており、デモ口座かリアル口座かは関係ありません
メールアドレスを登録している利用者様でしたら、ご自身でMQLAuthの利用者向け機能から、口座番号変更の申請ができます。→MQLAuth HP
また、メールアドレスを登録していなくても、管理者が利用者から新しいMT4の口座番号を教えてもらえば、MQLAuth管理画面より手動で口座番号の変更は可能です
無料プランでのご利用可能ユーザー数は5名様までです。それ以上の編集が必要な場合はMQLAuth管理画面マイページより、有料プランへ移行して下さい。
なお、無料プランでは5名様までの編集となりますが、登録される体験ユーザー数の上限はございません
サイトを用意してもらってダウンロードURLに登録しておけば、EA/インジケーターのアップデートをした時に自動でアプデ通知が飛び、MT4のチャート上からURLに飛んでダウンロードしてもらえるので配布者さん、利用者さんともに便利ではあります。
しかしサイトを作るのは手間がかかるため、自動アプデ機能を使っていない開発者さんも多く、メールやLINEグループでその都度配布している方も多いです。
そのため、必ずしもダウンロードURLを使う必要はございません。
その他の疑問
MQLAuthシステム管理者の場合は、管理画面から各ユーザーの【編集】から口座番号が簡単に変更できます。
ツール利用者が自分で口座番号を変更する場合は、こちらの記事で変更方法を解説しています。
逆に、管理者が口座番号を利用者に変更させたくない場合は、MQLAuth管理画面からツール利用者のメールアドレスの後ろに何でも良いので文字を足すと変更不可にできます。(裏技)
EAやインジケーターの物理的なコピーは可能です。
ただし、MQLAuth管理画面に登録されていない番号のMT4では稼働できないので、コピーできない事と同義になります
MQLAuthシステムは、MT4の負担を軽くするためリアルタイムでの認証確認はおこなっておらず、MT4の起動時やチャートの作成時に新たに読み込まれます。
そのため、期限が過ぎてもチャートの変更などを行わなければしばらくは稼働し続けます。
利用料金のお支払いがなかった場合は、新規の購入者の自動課金(ペイパル決済機能をつけていた場合)ができなくなるのと、MQLAuth管理画面の登録・編集ができなくなりますが、認証機能は引き続き有効で、ツールの購入者様はそのまま継続してご利用できます。
また、利用料金のお支払いがあればいつでも再び登録・編集機能をご利用いただけます。
MQLAuthシステムが表示するロゴやメッセージ位置はチャート上部と左下の2箇所となります。
この位置の変更には追加料金(3,300円)が発生してしまうので、可能でしたらお手元でオブジェクト位置の変更をお願い致します
Paypalでのお支払いの場合は領収メールを領収書の代わりとさせていただきます。銀行振込の場合は領収証を作成させていただきますのでご連絡くださいませ。
1つのMT4で複数の口座を使っていたり、チャートを作り変えていなかったりと複数の要因がありますが、まずMQLAuth管理画面に登録されている口座番号とお使いのMT4の口座番号が一致していることを御確認ください。
その後、①チャートを消す。②MT4終了して、再起動。③新しくチャート作成してEAを挿入の手順でほとんどの場合は治ります。
なお、同じ証券会社のMT4を同時に起ち上げたりすると正しく稼働しませんのでご注意ください。
MQLAuthのサーバーが落ちた場合の動作ですが、MQLAuth実装代行サービスにて実装した場合はMT4を起動しているPCの日付が変わるかMT4を再起動するまでは認証情報を保持した状態です。
そのため、稼働中にいきなりEAが止まるということはございませんが、チャートを新規で立ち上げた時にEAの認証ができなくて稼働できないということは起こりえます。
この場合はサーバーの復旧までお待ちくださいませ。
こちらは問題ございません。
#define MQLAUTH_ID “XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXf”
#define APPLICATION_NAME “Labo_FX”
この2行目が「Labo_FX」ならファイル名が何であれ全てLabo_FXの認証になります
コピートレードソフトは取引量に応じて報酬が支払われるIB方式のEAを配布している開発者さんにとっては天敵です。
IB方式では配布者さんが口座を指定して、そこで利用者さんに動かしてもらいますが、その口座での取引を最小にし、取引手数料が安い別の口座へエントリーシグナルをコピーしてそちらでメインの取引をするソフトです。
配布したEA/インジケーターが安定して勝っているのに、最低ロットで動かしているアカウントはコピートレードソフトを使っている可能性が高いです。
実例としては、3ヶ月間安定して勝っていたEAの配布者様が上記のことからコピートレードを疑いまして、怪しいアカウントのチャートにMQLAuthのメッセージ機能で「コピートレード検出中」と流したところ、すぐにロットが大きく変更された事例があります。
MQLAuthの最新情報はTwitterでご案内しています。
インクルードファイルの運用初期は頻繁にアップデートがありましたが、
シストレファクトリーは実装代行サービスを行っておりますが、ご自身で実装される場合の技術的なお問い合わせはMQLAuth
シストレファクトリーはMQLAuthの開発には直接関わっておらず
MT4はバージョンBuild600を堺にセキュリティレベルが大きく異なっており、Build600以降では問題ありませんが、Build600以前のex4ファイルは中のソースコードの解読が可能という致命的な欠陥があります。
コードの大きな違いとして、Build600以降ではソースコード上に#property strictが書かれており、これはエラーになりやすいソースコードを事前にコンパイルエラー出して防止するための機能です。
旧仕様のコードの場合、#property strictを追記すればMQLAuthの実装が可能ですが、単純に追加しただけでは動作せず、様々なエラーの修正が同時に必要になりますので、修正料金として通常の実装料金に追加で3,300円頂戴致します。
ですので、もし旧仕様のコードにMQLAuth実装代行をご依頼される場合は、事前に新仕様のコードに書き直されることをおすすめいたします。