シストレファクトリーで作成できるEAやサインインジケーターにはどんな物があるのか?
作成可能なツール一例
・MT4、MT5で動くEA、バイナリーオプションのサインツール
・トラリピ系、ナンピン系などのEA
・全ての取引履歴を指定のフォーマットで出力するスクリプト
・5分足のチャート上に違う時間足のBBを表示するインジケータ―
・過去のローソク足◯本の勝率表示をするインジケーター
・チャート上のフィボナッチリトレースメントの表示非表示を切り替えるオンオフボタン
・アービトラージツール(使用する業者や通貨・市場などはお客様に指定して貰う必要があります)などなど
EAとインジケーター、サインツールの違い
シストレファクトリーには多くの注文が届きますが、その際に意外と多いのが、EAとインジケーター、そしてバイナリーオプションのサインツール(シグナルツール)の区別がついていないお客様が多いということです。
「バイナリーオプションのEAの作成をお願いします!」と言われることも多いのですが、自動売買ロジックを作成する上でこの辺りはちゃんと区別を付けておかないと混乱してしまいますね。
たしかにサインツールはインジケーターに含まれますし、EAもサインツールもエントリーを表示するものですから違いがわかりにくいですよね。
ですので、下記のイラストで簡単に解説してみました。

自動売買を行うにあたってFXのEAとバイナリーオプションのサインツールの一番の違いは、どちらもエントリーを表示しますが、EAはMT4の自動売買システム(エキスパートアドバイザー)を利用して注文が行えるのに対して、バイナリーオプションのサインツールはMT4の自動売買システムでは動かず、外部の自動売買システムを使って注文を出すというところですね。
そしてインジケーターですが、ここにはサインツールも含みますが、一般的にはテクニカル指標(ボリンジャーバンドや移動平均線)をMT4のチャートに表示させるもので、矢印は出さないものを指す場合が多いです。
これらがややこしいところは、ファイルの拡張子がすべて「.ex4」というところですね。
もともとはEAとインジケーターだけだったのでそこまで混乱はなかったのですが、世の中の野良プログラマーの方々が、ボリバンや移動平均線などのインジケーターに矢印を足したらバイナリーオプションに転用できるということがわかり、一気に広まってしまった感じですね。
バイナリーオプションのサインツールはインジケーターから派生したものなので、現在もわかりにくく混ざったままというわけです。
シストレファクトリーでバイナリーオプションのサインツールを制作するとパラメータ変更が可能になります

通常、バイナリーオプションのサインツールを自動売買システムで動かすとパラメータの変更ができません。これはMT4の仕様で、.ex4ファイルのデフォルトの状態を自動売買システムが読み込むからです。
そのため、サインツールのパラメータを好みの値に変更して自動売買を動かすためにはその自動売買システム用に専用ツールを作成するか、.ex4ファイルを直接編集してパラメータを変更するかしか方法がありません。
しかし、シストレファクトリーは「バイナリーオプションの自動売買システムハイローオート」を提供しているFX-EAラボの姉妹店ですので、シストレファクトリーでサインツールを制作しますと、ご注文いただいたサインツールは全てハイローオートに完全互換の状態で制作します。
つまりハイローオートでオリジナルのサインツールを動かす場合ですと「パラメータの変更が最初から自由に可能」ということです。
もちろん完成したサインツールはハイローオートだけでなく他の自動売買システムでも動かすことは可能ですよ。
手順① EAやサインツールのロジックを言語化する

まずご自身の手法を自動売買ロジックに落とし込む過程で重要なのが、作りたいロジックを言葉で説明する事です(言語化)
例えばEAでしたら、「期間21の移動平均線が期間60の移動平均線を下から上にローソクが抜けて確定した時にRSIが20より低いという条件を満たしていたら買いエントリー、期間21の移動平均線が期間60の移動平均線を上から下に抜けてローソクが確定したら決済(RSIの値は考慮しない)」のようにしっかりと条件を言語化する必要があります。
なんとなく思いついた「短期の移動平均線と長期の移動平均線がゴールデンクロスでエントリー、その逆(デッドクロス)で決済」のような条件でももちろん理解はできますが、言葉に内包する条件のブレ幅が大きいので、ツールが完成しても「思っていたのと違う」動きをする可能性があります。
そのために言語化は細部まできっちり詰めなければいけませんし、この言語化作業を怠る業者は後からクレームをだしても、「指示されていない」で修正に追加料金を要求したりするので注意が必要です。
トレンドラインなどは言語化が難しい
なお、言語化が難しい例として、トレンドラインなどがあげられます。
「直近で一番高いところからひいたトレンドラインをブレイクしたらエントリー」
という我々人間でしたらすぐに理解できる説明ですが、機械から見ると「直近」の定義が曖昧です。人間でしたらチャートを見て「だいたいこの辺りが高値だろう」と判断ができますが、機械の場合はそれができません。
ですので、この場合の例ですと「今チャートに見える範囲で高値(安値)同士を繋いだライン」などとすれば線を引くことが可能です。
ただしそのトレンドラインが有効なものかはまた別の話です。やはりラインはもう少し広範囲に渡って引くべきですが、範囲の指定をしようにもその見ている範囲によって状況によって変わるので、このあたりは言語化が難しいと言わざるを得ません。
同じ様な理由で水平線やフラッグ、三尊やダイバージェンスなども作成することはもちろん可能ですが言語化は難しいです。(こちらの意図するものとお客様の意図するもののブレ幅が大きいという意味で)
正しいEAロジックの言語化の例
EA制作の時にきちんと言語化できている例
作りたいEAの主な手法:移動平均線を使ったトレンドフォロー手法
エントリーシグナル:
【買い】短期の移動平均線(例えば期間21)が中期の移動平均線(例えば期間60)を下から上に抜けてローソク足が確定し、下記買いフィルター条件を満たしていたら買いエントリー、短期の移動平均線が中期の移動平均線を上から下に抜けてローソク足が確定したら決済。
【売り】短期の移動平均線(例えば期間21)が中期の移動平均線(例えば期間60)を上から下に抜けてローソク足が確定し、下記売りフィルター条件を満たしていたら売りエントリー、短期の移動平均線が中期の移動平均線を下から上に抜けてローソク足が確定したら決済。
エントリーフィルター(オンオフ選択可能):
短期の移動平均線(例えば期間21)、中期の移動平均線(例えば期間60)、長期の移動平均線(例えば期間250)が下から長期中期短期の順で並んでいて全て上向きなら買いフィルター条件を満たす、上から長期中期短期の順で並んでいて全て下向きなら売りフィルター条件を満たす。
補足:
・移動平均線は3本、SMA、EMA、SMMA、LWMAを選択可能(3本の移動平均線で同じ設定を使う)
・移動平均線の期間は3本とも個別に設定可能
・移動平均線の適用価格はClose固定
・ロットは固定でパラメータ指定
・マジックナンバーを自分で決められるように
・エントリー時と決済時にアラートとプッシュ通知(パラメータでオンオフ選択可能)
バイナリーオプションのサインツール制作の時にきちんと言語化できている例
作りたいEAの主な手法:ボリンジャーバンドを使った逆張り手法
終値がボリンジャーバンドの(期間をパラメータで指定可能)3σより上だったら売りサイン点灯、同じローソク足で3σより下に戻ってもサインは付けたままにする。
終値がボリンジャーバンドの(期間をパラメータで指定可能)-3σより下だったら買いサイン点灯、同じローソク足で-3σより上に戻ってもサインは付けたままにする。
手順② 言語化したEAやインジケーターのロジックをチェック
制作したいロジックを言語化しましたら、ツール開発依頼&お問い合わせ欄よりご送付ください。こちらで内容を精査して不明な点があればこちらから質問させていただき、曖昧な点を無くしていきます。
また、よくあるパターンが、勝率を求めすぎるがゆえにエントリー条件が厳しすぎてエントリーがまったく無いEAになったり、逆にロジックが噛み合わずにエントリーが出すぎてしまうようなパターンです。
上記の場合の多くはパラメータの変更で対処ができるのですが、シストレファクトリーではEA・バイナリーオプションのサインツールともに、後からパラメータの変更ができるように作成しますので安心です。
エラー処理など万が一の事態に備えた機能も実装可能
シストレファクトリーでは下記ツイートのような突発的な問題に対応するためのエラー処理を追加するリクエストもご相談にのれます。
EAのフォワードが人によって乖離するのって結構これ系だと思ってる。
つまり、注文通らない時は一度エラー受けたらおしまいって感じのEAが多そう。パラメーターで何度まで注文リトライするかの設定とか見たことないし。 https://t.co/zJTPItYlYA
— JIN🤡システムトレーダー (@ea_fx_suzuki) February 4, 2021
特にエラー処理で難しいのが、「ブローカーごとにエラーの出し方が違う」という部分で、これに対処するためには各業者のエラーパターンを網羅しなければならないので個人開発ではほぼ不可能です。
その点、シストレファクトリーには豊富な各ブローカーのエラーデーターがそろっていますのでお任せ下さい。
その後、問題がなければそのままお見積りと納期のお返事をさせていただきます。
手順③ 見積りと納期に問題がなければお支払いのお手続きをお願いします
EA/インジケーター制作を開始するにあたり、お支払いは先にお願いしております。
先払いが不安な方もいらっしゃるかと思いますが、当社はきちんと法人登記をしている実在する会社なのでご安心下さい。(この界隈は個人が副業で制作代行をやっていて支払い後に行方がわからなくなることも多いので注意です)
支払い方法はPaypal(クレジットカード)または銀行振込となります。
また、ご入金の際にお問い合わせ時のお名前と異なるようでしたら、事前にご連絡くださいませ。

手順④ 商品受け渡しとテスト稼働
商品が完成してツールをお渡ししましたら、まずデモトレードなどで24時間以上のテスト稼働をしていただきます。
もちろんシストレファクトリーでも長時間の稼働テストを行っていますが、ご利用環境は異なりますので最終テストは必ずお客様のパソコンでお願いしております。
その際にエントリーしないなどの不具合などがあるようでしたらすぐに修正いたしますので早急にご連絡ください。
お客様に実際に稼働していただき、挙動に問題がないようでしたら納品完了となります。
