バイナリーオプションのバックテスト代行とは?
バイナリーオプションやFXで自動売買を行う場合に必ず必要なものがバックテストです。
せっかく矢印を出すインジケーター(サインツール)を手に入れても、そのツールの得意な取引時間や時間帯、曜日などがわからずにただMT4にセットして動かしているだけではなかなかお金を稼げるようになりません。
専業のシステムトレーダーともなりますと毎週バックテストを行って使っているサインツールの得意な相場のみを集中的に動かすことによって利益を作っています。
ただ、バイナリーオプションのバックテストはFXのEA(エキスパートアドバイザー)と違って、MT4標準のストラテジーテスターでの検証ができません。
エクセルなどを使って分析も可能ですが、個人では少々難しいです。
長期間のバックテストはPCのスペックが高くなければ時間がかかってしまいますし、使っている価格データーが正確なものでなければバックテストと実際の相場で動かした時の差が大きくなってしまいます。
そこでシストレファクトリーのバックテスト代行サービスの出番という訳です。
バックテスト代行サービスはこんな人におすすめ!
バイナリーオプションのバックテスト代行サービスは、下記のような方にぴったりのサービスです。
・自動売買のツールを持っているけどその勝率を知りたい方。
・バックテストのやり方がわからなかったり、パソコンのスペックが足りなくてできない人。
・自分でやるのが面倒くさい人
・15分の2番目、3番めの判定時間のバックテスト結果が知りたい人
・短期間のバックテストならできたけど、長期間となると価格データのエラーがでてしまう方。
・正確な価格データを使ってのバックテスト結果が欲しい方。
・使っているツールがリペイントしているかどうかを知りたい人(こちらは別料金が発生します)
・パラメータの変更をした状態で計測したい方(こちらもインジケーターによっては別料金が発生します)
自分でやるバックテストとの違い
「時間さえかければバックテストはできるんだから、わざわざ頼む必要はない」と考える事もできますが、専門のバックテスト業者のテストは、個人では難しい次のようなメリットがあります。
正確なヒストリカルデータで実際の勝率に近い結果がわかる
バイナリーオプションのバックテストツールとしてハイローオートのアナライザーがありますが、なぜわざわざバックテストの代行を頼む必要があるのでしょうか?
それは通常のMT4のヒストリカルデータ(価格データ)と、業務用の正確なヒストリカルデータでは、バックテスト結果に差が出るからです。
シストレファクトリーで使うヒストリカルデータはTDSという業務用の正確な価格データを利用しています。
TDSはTick Data Suiteの略で、リアルティック(Real Tick)でのバックテストを行うための価格データです。シストレファクトリーでおこなうバックテストにはすべてこのTDSを使用しています。
MT4の疑似ティックの罠を防げる
MT4は実は1分未満の価格データは疑似ティックを使っています。
どういうことかといいますと、MT4の価格データは1分足までは問題ないのですが、それ未満の秒単位で計測できるデータは「正確な価格を全て取得していたら処理能力が追いつかないので、価格は飛ばし飛ばしで取得して、空いた隙間は擬似的なデータで埋める」ということをやっているため、リアルの価格とは誤差がでてきます。
これを踏まえてバックテストを測定しますと、例えば「高値を超えたらLowエントリー」のような単純なロジックの場合でしたら影響が少ないですが、「先に高値を更新して陰線つけたらLOWエントリー」のような、サインを出すための条件に順序がある場合は、擬似ティックでは実価格では陰線をつけていないのに疑似でサインが点灯することが頻繁にありますので、実際の取引とずれてしまうということがおこります。
この疑似ティックによるバックテストの罠をTDSを使うことで防ぐことができます。
バックテストにおける価格データの信頼性を表す数値として「モデリング品質」というものがあります。
これは単純に高いほうが取引する際の価格に近いということなのですが、実はMT4の価格データのモデリング品質は最大で90%、1分足のテストとだと25%程度まで品質が落ちます。
そのため1分足のサインツールはバックテストと実際に動かした場合の結果が大きく変わりやすいと言われています。
しかしTDSのモデリング品質は99.9%を誇っており、実際に動かした場合の結果に限りなく近いテスト結果を出すことができます。
リペイントのチェックも受け付けております(有料)
このチャートをよく見るとハイとローの2つの矢印が同時にでています
バイナリーオプションのサインツールの中には「リペイント」するツールがあります。
リペイントというのは勝率をよく見せるために矢印を後から削除したり付け足したりするもの、矢印が確定して一つ前のローソクに矢印を出すもの、一つのローソクにハイとロー2つ同時に出すものなど広義で使われますが、リペイントするインジケーターに共通して言えるのは「自動売買で動かすと負けてしまう」ということです。
簡単リペイントでしたら、ご利用中に矢印が突然消えたりするのでその時点で気づきますが、例えば1日に1~2回しかリペイントしないものや、巧妙にリペイントを隠されたものは、シストレファクトリーのスタッフでも少し触っただけではリペイントを見つけるのは困難です。
ですので、シストレファクトリーのリペイントチェック(3,300円(税込))では、まずリペイントをあぶり出すソフトを使ってのチェックと、トレードを録画して目視でリペイントサインをあぶり出していく作業をおこない、99.9%以上の検出率をほこっています。
リペイントについて詳しくはFX-EAラボのページへ
納品時にお渡しする3種類のデータ
シストレファクトリーのバックテスト代行サービスに申し込むと下記の3つのデータが納品されます。
① ハイローオートアナライザー分析用のcsvデータ
② バックテスト簡易レポート
③ 月別勝率表(EAの場合は付属しません)
①ハイローオートアナライザーで分析できる.csvデータ
お渡しするデータにはハイローオートアナライザーで分析できるデータが同封されます。シストレファクトリーでバックテストのご依頼をされた方には2週間有効なアナライザーのご利用パスも合わせてお渡しいたします。
お渡ししたデータをアナライザーで読み込めば、曜日別や資金の推移などが見られるだけではなく、稼働時間設定を変えたり、ハイとローを別々で出力するなど、条件を変更したものを再計算して結果を試すことができます。
特に深夜帯など、ロジックによっては不得意な時間などを削った勝率などももちろん再計算が可能です。
お渡しするcsvデータは「マーチンを考慮しない単発の勝率データ」です。
マーチンの勝率はこのcsvデータを使って、ハイローオートのアナライザーで後から自由に変更して観覧が可能です。
②バックテスト簡易レポート
購入数 | 取引のあった回数です。 |
勝数 | 勝った回数です。 |
負数 | 負けた回数です。 |
引分数 | 引き分けの数です。 (業者によりますが、ハイローオーストラリアでの引き分けは負けです) |
勝率 | 勝ちトレード数を全体の取引数で割った数値です。 |
最大連勝数 | 連勝数です。 |
最大連敗数 | 連敗数です。 |
プロフィットファクター | 総利益÷総損失の値です。FXの場合ですと理想は1.3~1.6あたりに収まりたいです。 |
最大ドローダウン | 期間中に、資産から最大どれぐらいの損失が出たかの値です。 |
総損益 | 最終損益の数字です。 |
曜日別勝率 | 曜日別の勝率を出して、ロジックの得意な曜日がわかります。 |
時間帯別勝率 | 1時間単位での勝率を出し、ロジックの得意な時間帯がわかります。 |
こちらは.txtファイルでお渡しするテスト結果簡易一覧表です。
さきほどのアナライザーで詳細を見ることができる内容ですが、まずは手軽にバックテスト結果の概要をお知らせするための一覧です。
③月別勝率表
上記の月別勝率表は、サインツールのバックテスト結果を月別に出力し、そこへ他の主要な通貨・市場がどのような動きをしていたかの表を並べたものです。
ロジックによっては市場の動きに引っ張られるものも多くありますので、お使いのロジックの得意な相場、苦手な相場を月別勝率表と比較して割り出すことができます。
※こちらはバックテスト結果に関してはご依頼年数分の結果をお出ししますが、その他の市場環境データは2018年以降となっております。
※EAのバックテストでは月別勝率表はお渡ししておりません。
バックテスト代行サービス 料金表
バックテスト料金は1条件ごと(通貨、チャートで使っている時間足、ハイローオーストラリアの判定時間を基準)で、そこに何年分の期間を出すかによって料金が変わります。
・1年間 3300円(税込)
・3年間 4400円(税込)
・5年間 5500円(税込)
・10年間 6600円(税込)
・リペイントチェック(1インジケーターにつき) 3300円(税込)
※納期は条件数にもよりますが、通常3日ほどいただいております。
※パラメータを変更して計測する場合はこちらを御覧ください。
申し込みから納品までの流れ
バックテストのご依頼から納品までの流れは以下のとおりです。
①下記のフォームから、バックテストをしたいツールを添えて申し込む
↓
②ご依頼内容とお見積りについてシストレファクトリーから連絡が届きます
↓
③テスト内容に納得いただけたらお支払いをしていただきます。
↓
④入金確認後にバックテスト開始(納期は3日ほど)
↓
⑤シストレファクトリーから納品メールが届きます
お申し込みの際はインジケーターをzipファイルに圧縮してご送付下さい。
代行サービスご依頼 参考例
※バックテストを行う際には、条件のご指定と、ご利用のインジケーター(.ex4または.mq4ファイル)、もしパラメータの設定のご指定があればその数値を送付して下さい。
お見積りは、1年期間✕1条件なので3300円(税込)です。
お見積もりは、ハイとローがそれぞれ別の条件になるので合計8800円(税込)です。ただし、お渡しするファイルの中にはアナライザーで分析できるcsvファイルがありますので、それを使えば後からハイとローを分けて出力できますので、この場合は4400円(税込)のデータ1つにしたほうが良いかと思います。
お見積もりは、3年期間✕2つの条件なので合計8800円(税込)です。
お見積もりは、3年期間✕2つの条件なので合計8800円(税込)です。
お見積りは、5年期間✕2つの条件なので11000円(税込)です。
パラメータの変更について
期間などのパラメータ変更をしてバックテストを行う場合は、インジケーターの種類によって料金が変わります。
インジケーターの種類 | 料金 |
バッファ型(ex4ファイル) | 1インジケーターにつき 6,600円(税込) |
バッファ型(mq4ファイル) | 無料 |
オブジェクト型 | 無料 |
良くある質問
15分足でのエントリーは、バックテストではサインが点灯した次の足でのエントリーで計測します。
しかしハイローオーストラリアの実際の取引では15分取引の場合00秒でエントリーできないシチュエーションがございます。→15分取引について
そこで15分20秒などにずらしてのバックテスト計測をご希望されるお客様も多いですが、MT4では秒単位のバックテストを指定することができませんので、サインがでた次の足でのエントリーのみの受付となります
お使いのサインツールがMT4、MT5用かによって異なります。
MT4の場合
仮想通貨 可能
ゴールド 可能
MTF MT4の仕様上不正確なのでおすすめしません
MT5の場合
仮想通貨 可能
ゴールド 可能
MTF 可能
※MTFはマルチタイムフレームの略
マーチンゲールの場合は、ハイローオートアナライザーでマーチン回数や取引時間を後から自由に変更して結果を出すことができるデータ形式でお渡ししています。
とても重要です。弊社は業務用のTDSのデータを使っていますが、例えばメタクォーツ社の無料データと比べると、通貨や条件によっては勝率に2~3%程度差が出ます。
TDSのホームページからお申し込み可能です。ただし、シストレファクトリーではTDSご利用方法についてのサポートは行っておりません。
申し訳ございませんが、テスト量によってかかる時間が異なりますので確約できません。
一般的には5~10年以上をしっかりと取るべきとされていますが、FXは2018年あたりからボラティリティが減ってきており、EAやインジケーターの作りも以前より変化してきています。ですので、ここ数年に開発されたツールの場合は3年程度で十分かと思われます。
ただし、トラップ&リピートイフダンのようなグリッドトレード系は長期でテストを行うべきだと考えます。
もちろん可能ですが、30秒はMT4(MT5)が正式に対応しておりませんので、バックテストと実際のトレードとの乖離が大きくなることはご了承くださいませ
代行サービスでも分析ができない案件
バックテストですが、いくつかできない条件がありますので、こちらでご紹介してきます。
HighLowスプレッドのバックテスト
HighLowスプレッドですが、ハイローオーストラリア、またはその他のブローカーがどのレートを使ってスプレッドを決めているのかのデータが存在しないためできません。
ただしそれに近い数値にすることは可能です。バックテスト代行サービスでお渡しする.csvファイルをスプレッドの変更方法で修正することで近似値を出すことは可能です。
即エントリーのバックテスト
バックテストの基本は「矢印が確定したら次の足でエントリー」が基本です。
シストレファクトリーに即エントリーでバックテスト依頼をして正確なテスト結果を出したとしても、MT4が1分未満の価格には擬似ティックを使っており、即エントリーは疑似ティックを使ったエントリーになります。
そのため、即エントリーのバックテスト結果と実際の即エントリーの間には乖離が必ず発生します。
これはお客様に不利益をもたらす内容ですので、シストレファクトリーでは即エントリーでのバックテストをお断りしております。
バックテスト対策がされているインジケーター
バックテスト対策が施されているインジケーターも受け付けておりません。
強引に読み取るプログラムを書けばテストは行なえるのですが、テスト費用が高額になるのと、それで正しい値が取得できるかどうかはまた別の問題になりまして信憑性が低く、お客様の不利益に繋がりますのでお断りしています。
シストレファクトリーでダウンロードが必要なインジケーター
シストレファクトリーではお客様から直接いただけるインジケーターのみがバックテスト代行の対象となります。
URLをこちらに送付し、シストレファクトリーでURLからファイルをダウンロードしてのバックテストは、納品後に「指定したファイルと違います」というトラブルが絶えませんのでお断りしております。
また、こちらでダウンロードしなければ稼働しないような縛り付きのインジケーターは、バックテストができない場合が多いという理由もございます。
MQL5公式などからのダウンロードも同様の理由で、申し訳ございませんがお断りしております。
お見積りはこちらから
バックテスト代行のお申し込みは、ご利用のインジケーターをzipファイルに圧縮してご送付下さい。